情報ワイド hチャンネル

超不定期で放送している情報ワイド番組、いつもは書ききれない事をお伝えします。 Since:2019.10.21~

ファンと公式の「線引き」について

盛夏の候如何お過ごしでしょうか。今回タイトルにもある通り、コンテンツのファンと、そのコンテンツを取り扱う会社との間柄に関して、お話したい事がありましたが、文書が長くなる事と一括で書いたほうが分かりやすいのでこちらの方で書いております。最後までご覧頂ければこちらとしても幸いです。

筆者が知る範囲で今回お話したい事の経緯を説明すると、あるテレビ番組のスクリーンショットや動画を上げて番組の盛り上げに一役買っていたファンの1人が、旅行として東京に出向き、そのテレビ番組を制作・放映するテレビ局を訪ねて、テレビ局側の局員とお茶をしたという事を報告した後、そのファンは「迷惑をかけた」とし、突然アカウントを削除すると予告され、その後実際に削除されたという事です。

まず最初にお話しないといけないのは、テレビ番組のスクリーンショットや動画をSNS等上にアップロードするという行為に関しては、グレーというより本来はいけない行為に当たる場合があります。しかしそれでSNSを通じて番組人気に火が点き、番組制作サイドとしても暗黙的に認められてる場合が多く、数としても厳密に取り締まるのは現実的ではないのかなと思います。

しかし筆者はこれが大きな問題のきっかけになったとは思わず、このファンがテレビ局側の社員とお茶をしたという事を報告したという事に関して、「これだけを根拠に半ば公式に認められたように見せていた」というのが問題だったのかなと思います。一ファンがそこまで行けるのが逆に凄いと思いますが、筆者はファンと公式人間との関係性を明確に守るべきだと考えます。

以前筆者は、とある漫画作家とファンの距離感がおかしいのではという光景を目にした事がありました。ファンと作家が交流する事に関しては、全てが悪い事とは思わないし、寧ろ楽しい光景だなと思いますが、その行為がエスカレートし、また別のファンが界隈の有名ファンだという事で界隈の教祖だと担いだ結果、そのファンが「自分は公式に認められた特別なファンだと」と勘違いを引き起こし、何を言っても許されるんだと界隈を荒らし、遂には界隈自体を事実上崩壊させてしまうという光景を見てしまい、それ以来筆者が好みだったある漫画作品への好意が薄れてしまい、たったそれだけで熱を冷ましてしまった自身を責め、苦しんだ事がありました。このような事は二度とあってはならないと思います。

話を戻しますが、一ファンがコンテンツを扱う会社の人間とお茶をした事自体は犯罪ではありませんし、楽しそうだし貴重な体験だととは思いますが、これで生じる大きな問題になりゆるのは公平性。ファンとコンテンツを扱う会社の人間が絡む事で、そのコンテンツの構成等にファンが関与する可能性があると見え、他のファンからしたら純粋にコンテンツを楽しみたいのに何故あのファンは公式側と一緒になるのが認められたのか、疑問とそのファンだけ特別視されたのかという良くない嫉妬が生まれ、誰も幸せにならない。究極な事を言うと、このファンや会社の人間がお互い関わったという事をSNSで表明せず、秘密にしていたら良かったのかなと思います。しかしただでさえファンのグレーな投稿がある中、コンテンツを扱う会社の人間が交流するのは会社側としてはよろしくないという判断を、内情を筆者は詳しく知ってる訳もありませんので憶測にしかなりませんが、そうなったとしたら判断は妥当だと思います。

最後に筆者は当該のファンや社員に対して怒りの感情を持ってる訳ではなく、この事は偶然が多数重なり合った大変不幸な事故だったと考えます。当該のファンや社員はコンテンツに大きな情熱を持っていたというのは間違いないと思います。ファンが界隈の有名ファンだったとは関係なく、仮に筆者のような力のないファンが同じ事を起こしたとしても大きな問題になってたと思うし、自分はそうはならないと思っていても、公式側からそういう待遇を受けると天狗になってしまうのが人間です。誰にでも起こりゆる事だと思います。実際に以前も似たような事例に遭遇した事がある筆者としても、もう二度と似たような事が無い事を祈ります。